1996年、マタンサスに生まれる。コマンダンテ・マヌエル・ピティ・ファハルド体育大学を卒業した後、地元の野球チームであるココドゥリロス・デ・マタンサスに加わり、
2017-18シーズンには68試合に出場。試合打率.264、6本塁打、28打点の成績を残した。
中日ドラゴンズの巡回コーチを務めていたオマール・リナレスから将来性を評価され、2017年12月には日刊スポーツが同球団とアリエルとの契約の動きを報じた。
2018年3月2日、中日と推定年俸1000万円で育成選手契約したことが発表された。
3月14日に来日し、同日ナゴヤドームで入団会見が行われ、背番号は210となることが発表された。
既に同姓のライデル・マルティネスが在籍していたため、表記は「A.マルティネス」となった。
来日6年目にして初の2桁本塁打(13本)に到達。守備でも捕手と一塁をこなすなど、今や攻守でチームに欠かせない存在になりつつある。
そんな助っ人はどんな思いでプレーしているのか。好調の要因や新天地での居心地など、胸中に迫った。
――中日時代はDHがないため、出場機会も限られた。やはり毎日守備にはつきたい?
マルティネス
そうだね。今のチームは僕を一塁手としてだけではなく、捕手としても起用してくれる。
(6年前に)来日して以来、ずっと打撃だけでなく守備でも貢献したいと思っていた。
その意味ではこのチーム、首脳陣には本当に感謝している。
――今季は1年契約だが、来季も日本ハムでプレーしたい?
マルティネス
そうだね。守備機会もくれて、いい仲間もいる。素晴らしい環境で野球をやらせてもらっているから。
ここで長くプレーできればと思っている。
――このところチームは負けが込んでいる。雰囲気はどう?
マルティネス 明るいし、若い選手が多いし、いいチームだと思う。今は(チーム)成績があまり良くないけれど、才能ある若手が大勢いる。選手の成長には時間がかかるもの。だからすぐにチームが強くなるかは分からないが、必ず数年後にはいいチームになると思う。僕もその一員になりたいと思っている。
言うほど才能ある若手おらんし再建に10年はかかるやろ