山賊打線(さんぞくだせん)は、日本のプロ野球チームである埼玉西武ライオンズ(パシフィック・リーグ所属)の歴史上、複数使用された打線に対する愛称である。
最初に使用されたのは、チームが太平洋クラブライオンズを名乗り福岡県福岡市(平和台野球場)を本拠としていた1975年で、次に埼玉県所沢市に本拠を置く現行の球団名での2018年・2019年シーズンである。後者の例においては、獅子おどし打線の呼称が用いられる例もある。
1975年に大洋ホエールズから移籍し、選手兼任監督に就任した江藤慎一によるチームである。当時のチームは江藤を筆頭に、白仁天、土井正博らトレードで獲得したベテラン選手が打線の中軸を担い、豪放磊落な江藤の人柄も相まってこの呼称が付いた。
また、2代目の応援歌「君こそライオンズ」と併用されてこの年に発表・発売された公式球団歌「惚れたぜライオンズ」(作詞:本間繁義、作曲:高田勝、編曲:神保正明、歌唱:中村基樹、発売:東宝レコード)でも、1番の歌詞にある「誰れがつけたか どんたく打線」と並んで、2番の歌詞で「ごつい顔だよ 山賊打線」と歌われていた。
このシーズン、太平洋は白仁天が首位打者、土井正博が本塁打王を獲得し、チームも3位となったが、新監督としてレオ・ドローチャーを招聘する構想に伴い、江藤が監督退任(ロッテオリオンズへ移籍)したため、「山賊打線」の呼び名はこのシーズン限りであった。
2 源田 (遊) 31歳
3 外崎 (二) 31歳
4 中村 (指) 41歳
5 アギラル (一) 34歳
6 コルデロ (左) 30歳
7 若林 (中) 26歳
8 佐藤 (三) 28歳
9 炭谷 (捕) 37歳