とはいえ、原・全権監督の独裁政治はいつまで持つか。例年にないほど解説者たちの予想も芳しくない。
Bクラスと見立てられたチームは、あらぬ憶測が飛び交うまでに迷走していた。
そんなチームの救世主として急浮上しているのが、日本代表を世界一に導いた栗山英樹監督(61)である。原監督の信奉者として知られ、両監督間で選手の行き来も活発だった。
「原監督をサポートするGM職としての招へいです。19年シーズンに原監督が就任してからは『全権監督』として編成部門の統括も兼ねてきましたが、
近年はFA選手などへの下交渉を担ってきた大手メディアの“懐刀”X氏も球界への影響力が薄れてしまいました。
その点、大谷やダルビッシュ有(36)らをみずから口説いてドリームチームを作った、
栗山監督ならばGMとしての手腕を疑う余地はない。5月の契約満了をもって打診する方向で計画が進められているといいます」(スポーツ紙デスク)
実は、栗山監督としても渡りに船のようで、
「21年に日本ハムの監督退任後、同チームのGMに就任するのが既定路線でした。
ところが後任監督候補だった、稲葉篤紀GM(50)に問題が発生。一部で報じられた稲葉夫人と複数選手の夫人間で起こったトラブルの影響で、
選手の心が離れてしまっていた。と同時に人脈にも乏しく、コーチを集めるのにも四苦八苦。
結局、次期監督候補のまま、吉村浩常務取締役チーム統括本部長(58)のもとでGMに就くこととなり、栗山氏が宙に浮いたんです。
原監督の首に鈴を付け、暴走を止めたい選手にとっては適した人選となるでしょう」(球界OB)
今年6月からはWBC世界一コンビで“セ界制覇”を目指すか。
原だけの問題でもないと思うけどね
監督の人事権を持つのがGMやろ