https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/09/09/kiji/20230909s00001173122000c.html
巨人・大塚淳弘球団副代表(64)は8日、米メディアが報じた岡本和真内野手(27)の今オフのポスティングシステムでのメジャー移籍の可能性について、完全否定した。東京ドームで対応し「うちは基本的にポスティングは認めていない。ないです。心配しないでください」と語った。
米報道は大リーグ専門局「MLBネットワーク」の看板記者、ジョン・モロシ氏。7日(日本時間8日)、SNSで「MLBの複数球団が、今オフに巨人がポスティングシステムによるメジャー移籍を許可する場合に備えて本塁打王の岡本の動向を注視している」と伝えた。3月のWBCでは7試合で打率・333、2本塁打、7打点をマークした活躍で、米国でも評価を高めた一人。同記者は「岡本は26年シーズン後に海外FAとなる。巨人はその前に岡本にポスティングシステムでのメジャー移籍を許可する可能性があるが、それは過去の前例からの大きな逸脱となるだろう」とも付け加えた。
大塚球団副代表は、これまでの契約更改などでの岡本和とのメジャー移籍についての話し合いはなかったと説明。ただ「メジャー志向があるというのは(噂では)聞いている」とも話した。過去には山口俊、菅野が同システムを利用したが、山口俊はFA移籍した際の契約条項に基づいたもので、菅野は入団前の1年間の浪人生活を考慮し、海外FA権取得前年に容認する「特例」だった。
同球団副代表は「海外FA取るまではね。海外FAまで頑張ってよと。松井(秀喜)も10年やったもんね」と話した。
▽巨人選手のポスティング 19年に15勝を挙げた山口俊がオフに申請し、12月28日にブルージェイズが獲得を発表した。契約は2年総額6億9000万円に出来高が付いた。20年オフには菅野が申請。複数球団が獲得に乗り出したが、交渉期限の21年1月8日を前に巨人残留を決めた。