小学校1年から野球を始め(ちはら台ファイターズ)、3年の時に自ら志願し捕手となる。
6年の時には津留﨑大成や網谷圭将らとともに千葉ロッテマリーンズジュニアに選ばれる。
中学時代は千葉市リトルシニアに所属しキャプテンを務めた。中学3年の春には全国大会優勝を遂げた。同期には網谷圭将、1学年後輩に藤平尚真、齊藤伸治、中村亮太などがいた。
慶應義塾高校への進学を目指したが不合格となり、仙台育英高校に進学。
2019年10月17日に行われたプロ野球ドラフト会議では、中日ドラゴンズから4位指名を受け、11月22日に契約金5000万円、年俸800万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。背番号は44。
2020年は、開幕一軍入りを果たすと、6月23日の対横浜DeNAベイスターズ戦では、濵口遥大からプロ初安打を放った。
大切なメッセージを胸に刻んだ夜がある。移籍して間もない7月2日のオリックス戦。キャリア初の3安打をマークした郡司は、勝利に沸く北海道のファンの前で、初めてお立ち台を経験した。興奮冷めやらぬまま寮へ帰ると、自身のインスタグラムに新庄監督からDM(ダイレクトメール)が届いていた。
『この気持ちを忘れずに、10月まで走りきろう。年俸4000万円を目指そうぜ』
巧みな人心掌握術に、すっかり魅せられた。「そんな監督って、いないじゃないですか? めちゃめちゃうれしかった。シーズン最後の最後まで、初心を忘れずプレーしたいと思っています」。ハートに宿した炎は今も、ごうごうと燃えさかっている。
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