花巻東(岩手)の160キロ右腕・大谷翔平投手(3年)が21日、同校で会見し、メジャー挑戦を表明した。
ドラフト1位候補の高校生が、ドラフト会議前に進路を米球界と宣言したのは初めて。国内との選択に揺れたが、
最後は自らの意思で夢の舞台を選んだ。マイナーからのスタート、言葉や文化の違いなど過酷な道のりを覚悟の上で、
世界一の投手を目指すことを宣言した。一方、25日のドラフト会議直前の決断に、日本球界には衝撃が走った。
午後5時すぎ。大谷が父・徹さん(50)とともに、会見場に姿を現した。テレビカメラ11台、報道陣約60人が詰めかける中、神妙な面持ちでメジャー挑戦を表明した。
「アメリカでプレーさせていただくことに決めました。(決め手は)やっぱり自分の夢。入学した時からそういう気持ちは強かった。
(日米)どちらの憧れもありましたけど、メジャーリーグの憧れの方が強かった」
ドラフト1位候補の高校生が、直接米球界入りとなれば初めてのケースとなる。それだけに難しい決断だった。
先月19日にプロ志望届を提出。国内球団をはじめ、ドジャース、レンジャーズ、レッドソックスのメジャー3球団と面談を行った。
佐々木洋監督、両親と進路に関する話し合いを何度も重ねた。特に両親は慎重で、最後まで希望は国内だった。
国内を選択すれば、間違いなくドラフト1位。契約金は上限の1億円が確実で、安心できる環境に加え、何より親として
近くで見守ることができる。メジャーに挑戦すれば、日本に戻る時には復帰制限がかかる。「本当に成功できるのだろうか」と周囲に漏らしたこともあったという。
それでも大谷の思いは不変だった。この日も午後2時から約3時間、話し合いを行い、メジャー挑戦の思いをぶつけた。
「周りの意見と食い違うこともありましたけど、誰かが納得しないのは嫌だった。最後は自分の意見で決めさせてもらいました。背中を押してもらい感謝しています」
希望のメジャー球団に関しては「まだ迷っています」と語ったが、1年時から密着マークを続けてきたドジャース入りが最有力だ。
優秀な育成システムに加え、マイナー契約でも専属通訳を2年間つけるなど、野球以外のサポート面も充実している。
3年間、自身の登板試合以外にも熱心に足を運んでくれた球団を選択する可能性は高い。
25日にはドラフト会議が控える。強行指名に踏み切る球団が出るかもしれないが「自分の気持ちは変わらない。
どういうふうになっても、メジャーへの思いは強いです」と、指名されても信念を貫くことを誓った。
悩んだ末、決断を下した大谷は「マイナーからのスタートだと思いますけど、厳しいところで自分を磨きたい。
世界一の投手?やるからにはそうなりたい」ときっぱりと言った。道のりは険しいことは分かっている。
それでも160キロ右腕は、入学時から抱いていた夢に向かって進む道を選んだ。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/10/22/kiji/K20121022004382190.html
似てるし
当時は落合?
それのせいで大谷指名もあんま叩かれなかったし
世界一の投手になってたかもしれんが
ソフトバンク行った世界線の大谷が見たかった
野球人生みじかいわけやし