バウアーはここまで4試合に登板し1勝2敗、防御率6・86。3日の初登板・広島戦は勝利を収めたが、9日・巨人戦は6回7失点、16日広島戦は2回7失点KOで敗戦。27日の中日戦は6回2失点だったが、勝敗はつかず、4試合で7本塁打を浴びていた。
「今日は最悪。投手として最悪の日です」と切り出したバウアー。2回7失点だった16日の登板翌日に収録したとみられ「今日は何もできない、回復の日です。僕はただここに座って憂鬱(ゆううつ)にうちひしがれるよ。頭に当たればよかったのに、そうすれば不幸から開放される。鬱(うつ)になりそうです」「少なくとも晴れていることが唯一の救い」と、ボロボロの心境を吐露した。練習で訪れたスタジアムでは、周囲に「なんでこうなるんだろう」「僕の何が間違っているのかな」と問いかける様子も公開された。
また、あえて自身が定めている「24時間ルール」についても紹介。「24時間は惨めな思いで痛みを感じてもいいということです」とし「最悪の投球をしたときは痛みを感じるべきだ。24時間が過ぎたら次へ向けて顔を上げます」と説明。「少しでも参考になれば。野球で落ち込んだ人たちがこの動画を見て、世界最高の選手たちも自分自身を見失うことがあるんだと知ってもらえれば。僕らにもこんな日はあります」とこぼした。
24時間が経過すると「よし、価値のない人間だと自分を責める時間はおしまい。そろそろ前を向かないと」とバウアー。オリックス・山本やロッテ・佐々木朗の動画を見て日本球界について研究している様子や、ブルペンで「もっと低くだね」「今のはここだよね」「高すぎる」などとスタッフらと試行錯誤の調整を続ける様子、オフを満喫してリフレッシュする様子も公開された。
最後にバウアーは、中4日で調整登板したイースタン・ロッテ戦(21日)について説明。「2軍に落とされたというのは、明らかに間違い」とし「実際は雨天中止になり、ローテーションが変更になった。11日の休みになったから。僕は投げたかったから2軍に行き、投球に集中するため試合に出た」とファンへと説明した。2軍登板は6回97球を投げ、8安打1失点10奪三振。動画は「僕はもっとうまくなる」との言葉で締めくくられた。
サイ・ヤング賞投手でありながら、等身大の姿をさらけ出すバウアーの姿に、ファンからは「応援しています」「素直に尊敬する」「同じ人間なんだと思いました」「こんなに自身をさらけ出して、伝える事がまず凄いと思いました」「日本に来てくれて、日本語で動画作ってくれてありがとう」などと、DeNAファンに限らず、多くの野球ファンからエールが集まっている。
おもろいから来てくれてよかった
ソフトバンクや巨人向きや
まあ初当たりやから分からんけど
それにしても被本塁打が多いね