井川 慶(いがわ けい、1979年7月13日 - )は、茨城県東茨城郡大洗町出身の野球選手(投手)。左投左打。野球解説者、野球評論家。
元メジャーリーガーで、NPBでは阪神タイガースとオリックス・バファローズでプレー。
阪神時代の2003年と2005年には、エースとしてチームをセントラル・リーグ優勝に導いた。引退を明言していないが、2018年以降チームには未所属。
野球人としてなんらかの形で野球に関わっていたいというスタンスで活動している。愛称は、「だっぺ」、「イギー」、「エース井川」。
阪神投手の甲子園9連勝の記録を持つ(2022年に伊藤将司が10連勝で更新) 。2023年時点でセ・リーグ最後のシーズン20勝投手でもある。
茨城県東茨城郡大洗町出身。大洗野球スポーツ少年団で野球をはじめ、小学生までは右投げだった。高校時代も体のバランスをとるために右投げの練習は続けていた。
プロ入り後も、オフに帰郷するたび、自らの後輩である大洗の小中学生相手に野球教室を開いている。
水戸商高では橋本實より指導を受け、3年春の県大会、対竜ヶ崎一高戦で、7回参考記録ながら18奪三振の完全試合を達成。
しかし夏は腰痛のためほとんど登板機会がなかった。県大会決勝の対茨城東高戦(水戸市民球場)に痛み止め注射をして登板したが、自らのミスなどで4点を失い敗退。
全国大会出場はなくとも一部では名前が知られており、川口知哉・能見篤史と並んで「高校生左腕三羽烏」と呼ばれた。
1997年のドラフト2位で阪神タイガースに入団。担当スカウト菊地敏幸。
この時は日本ハムファイターズも指名を一時検討していたが見送った。高校では日商簿記2級・英検3級の資格を取得している。