年2回開催される教育リーグのうち10月のファーム日本選手権終了直後から2 - 3週間にわたって開催されるいわゆる「秋季リーグ」。
過ぎたシーズンを反省して、チーム及び個人の課題を明らかにし、翌シーズンに向けてその克服を目指すのと併せて、公式戦で出番が少なかった若手選手を積極的に起用し、試合を通じて若い選手を育てることを大きな目的としている(リーグパンフレットより)。
そのため、各球団は概ね二軍の監督・コーチ陣が指揮を執り、帯同するのはおもに若手選手のみだが、2004年以降、プレーオフ・クライマックスシリーズが導入されたことから、
一軍がクライマックスシリーズに進出したチームは、リーグ前半は調整のために一軍の監督・コーチが指揮を執り、主力クラスの選手を出場させるチームも多い。
また、2012年に日本代表チーム(侍ジャパン)が常設されて以降は、シーズン終了後に開催される国際大会に出場する日本代表選手が調整のためフェニックスリーグに参加することも増えている。
2017年には、自身の監督初采配となる「2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ」を控えた侍ジャパン監督の稲葉篤紀が監督経験を積むため、現役時代に所属した日本ハムの10月25日、26日の試合で指揮を執った。
勝敗はあまり重視されないが、毎年優勝チームを決定しており、優勝チームには賞品として宮崎牛などが贈呈される。
特にオリックスは2008年 - 2010年(2008年は前身のサーパス)に三連覇している。フェニックス・リーグに出場した翌年に一軍に定着する選手は多く、いきなりタイトルを獲得する者も少なくない(中村剛也、T-岡田、山田哲人など)。
【球団発表】
フェニックスリーグ参加予定メンバー
投手
橋本侑樹
石森大誠
森博人
仲地礼亜
鈴木博志
砂田毅樹
清水達也
福島章太
加藤翼
松木平優太
捕手
味谷大誠
山浅龍之介
石橋康太
内野手
村松開人
石川昂弥
龍空
星野真生
福永裕基
樋口正修
外野手
三好大倫
ブライト健太