佐藤 輝明(さとう てるあき、1999年3月13日 - )は、兵庫県西宮市出身のプロ野球選手(内野手、外野手)。右投左打。阪神タイガース所属。
NPBにおける、新人左打者最多本塁打記録保持者(24本)。また、NPB史上唯一の、左打者の新人から3年連続20本塁打達成者。
西宮市立甲東小学校1年で「甲東ブルーサンダース」に入団して野球を始める。6年時には阪神タイガースジュニアに選抜された。西宮市立甲陵中学校時代は同校の軟式野球部に所属。主に投手や捕手を務めていた。
仁川学院高等学校では、2年夏の兵庫県大会4回戦が最高成績で、甲子園への出場はなし。3年夏は県大会初戦でコールド負けを喫した。
その一方で、2年秋頃より本格的に始めたウエイトトレーニングにより長打力を身につけ、3年春から引退までの4か月の間に高校通算20本塁打のうち15本を打つなど急成長。
スカウトの目に留まることはなかったが、3年の夏前頃に馬場弘行元監督の紹介で参加した近畿大学の練習で田中秀昌監督から高評価を受け、同学の短期大学部への進学を決める。
近畿大学に進学後、1年春の開幕戦で「5番・左翼手」として先発出場するなど中軸に定着。1年秋から本塁打を量産し始めると2年春からは外野手に加え三塁手としての出場機会も得て、3季連続のベストナインを受賞。
2年夏には第42回日米大学野球選手権とハーレムベースボールウィークの日本代表に選出され、同秋はリーグMVPを獲得。
4年秋にはリーグ戦通算14本目の本塁打を打って二岡智宏が持つ関西学生野球リーグのリーグ戦通算本塁打記録を更新した他、3季ぶりのリーグ優勝に貢献するとともに2度目のリーグMVP を受賞した。
リーグ戦通算81試合出場で、306打数88安打、打率.288、14本塁打、69打点、8盗塁。
2020年10月26日に行われたドラフト会議にて、福岡ソフトバンクホークス、オリックス・バファローズ、読売ジャイアンツ、阪神タイガースの4球団から1巡目指名を受け、抽選の結果、地元の阪神が交渉権を獲得。
契約金1億円+出来高5000万円、年俸1600万円で仮契約(金額は推定)。背番号は8。
9月 .344 7本 23打点 OPS1.057
10月 .500 2本 6打点 OPS1.694