シンカーは直球の軌道から曲がり落ちる。スクリューボールは逆方向のカーブのような軌道で、浮き上がってから落ちる。これは日本のプロ野球選手の間でよく用いられる定義であり、大野豊・山本昌・石川雅規の様に、同じ投手がシンカーとスクリューを投げ分ける場合もある。
スクリューボールは「左投手が投げるシンカー」だとする定義も存在するが、スクリューボール開発者のルーブ・フォスターとクリスティ・マシューソンは共に右投手であるため現実に則していない(さらに、同じ軌道の球種であれば、左投手が投げる場合だけ名前を変える必然性もない)。
しかし、スクリューボールの使い手に左投手が多く、更にはゲーム『実況パワフルプロ野球』において左投手のみが投げられる球種として設定されたため、このような誤解が世間に広まったとみられている。
1人の投手が縦横・大小複数のシンカーを投げ分けることもあり、潮崎哲也は緩急2種類のシンカーを投げたが、遅いシンカーは浮き上がってから落ちる逆方向のカーブのような軌道だった。
これはスクリューと呼ぶこともできるが、呼び方は投手によって様々で、潮崎は遅いシンカーと呼んでいた。中には内海哲也のように、チェンジアップと呼ばれていた変化球を自らスクリューと呼ぶようになった選手もいる。
山田久志は自らのシンカーをスプリット系と語り、速い球速で鋭く落ちた。この様なシンカーは高速シンカーとも呼ばれる。
腕に負担がかかりづらいサイドスロー・アンダースローの投手がこの変化球を使うことが多かったが、21世紀以降は涌井秀章・石川歩・東浜巨のように、オーバースロー・スリー・クォーターの使い手が増加した。
打者側へ曲がり落とすことで、ゴロを狙える球でもある。
だいたいツーシーム