ラウル・バルデス・ルビオ(英: Raúl Valdés Rubio, 1977年11月27日 - )は、キューバ共和国ラ・アバーナ州ハバナ出身のプロ野球選手(投手)。左投げ左打ち。
1998年から国内リーグであるセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルのラ・ハバナでプレー。のちにドミニカ共和国に亡命する。
2006年5月17日に放出された。その後、カナディアン・アメリカン・リーグのナシュア・プライドとニュージャージー・ジャッカルズでプレー。11月10日にニューヨーク・メッツと契約。
2007年はA-級セントルーシー・メッツとAA級ビンガムトン・メッツに在籍した。10月29日にFAとなった。
2014年12月15日に中日ドラゴンズと契約を結んだことを発表した。
2015年3月28日の阪神タイガース戦で、初登板を果たした。その後は、援護に恵まれず勝利出来なかったが、5月19日の広島東洋カープ戦で10度目の先発登板にして初勝利を記録した。この年は22試合に登板して5勝8敗と苦しんだが防御率3.18と特別不振というわけではなかった。
2016年は怪我などで出遅れたが、20試合に登板し6勝7敗、103奪三振、勝率.462、防御率3.51、失点54、自責点49の成績だった。この年も規定投球回には到達しなかったものの、来シーズンも残留した。
2017年はチームが開幕から19試合連続で先発が未勝利という状況の中、4月23日の対横浜DeNAベイスターズ戦で8回を投げて無失点の好投を見せ、1回表に挙げた1点を守りきり、勝利投手となった。これが、チームでは開幕20試合目での先発初勝利となった。同年は初のオールスターゲームに出場した。9月25日にまだシーズン中ながら母国・ドミニカ共和国に帰国。球団は契約更新をしないことを発表した。現役引退はすることなく、ドミニカ共和国のウインターリーグに参加する。