タフィ・ローズ(本名:カール・デリック・ローズ〈Karl Derrick "Tuffy" Rhodes〉、1968年8月21日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州出身の元プロ野球選手(外野手)、プロ野球コーチ。
NPBでは1996年 - 2003年にパシフィック・リーグ(パ・リーグ)の大阪近鉄バファローズ(1998年までは「近鉄バファローズ」)で、2004年 - 2005年はセントラル・リーグ(セ・リーグ)の読売ジャイアンツ(巨人)で、2007年 - 2009年はパ・リーグのオリックス・バファローズでそれぞれプレーした。NPBでは通算400本塁打を記録した唯一の外国人選手であり、近鉄時代の2001年にはアレックス・カブレラ(西武ライオンズ)とともに、パ・リーグのシーズン本塁打数最多記録(55本)を樹立した。
母親がプレーしていたソフトボールに影響されて野球を始めたという。ケン・グリフィー・ジュニアとは幼馴染で、いつも一緒に野球をプレーし、家族ぐるみの付き合いでもあったという。
1986年のドラフト3巡目でヒューストン・アストロズに入団。俊足の中堅手として、1A時代の1988年には年間65盗塁を記録している。1990年にメジャーリーグ初昇格を果たす。
グリップを頭上近くで構えて、バットのヘッドを小刻みに揺らしてタイミングを取る構え方。来日当初はヘッドをバックネット側へ向け、バットが打席と水平になるような構え方だった為に「水平打法」という呼び名が付けられた。バックスイングで投手側の右足を高く上げる為に「一本足打法」の要素も含まれている。
変化球への対応に秀でるが、内角高めがウィークポイントである。