小久保 裕紀(こくぼ ひろき、1971年10月8日 - )は、和歌山県和歌山市出身の元プロ野球選手(内野手、右投右打)、プロ野球監督。
現役時代は福岡ダイエーホークス・福岡ソフトバンクホークス、読売ジャイアンツに所属し、両球団で主将を務めた。2005年から2009年まで社団法人日本プロ野球選手会の第10代理事長を務めた。バルセロナオリンピック野球の銅メダリスト。
引退後の2013年からはNHKの野球解説者を務める一方、同年より2017年まで、日本代表(侍ジャパン)の監督を務めた。2021年シーズンは福岡ソフトバンクホークスのヘッドコーチ、2022年シーズンからは同二軍監督を務め、2024年シーズンより一軍監督を務める。
和歌山市立砂山小学校から和歌山市立西和中学校へ進学し、「和歌山キングタイガース」に所属。和歌山県立星林高等学校から青山学院大学へ進学し、大学時代は東都大学野球リーグで通算40試合に出場して打率.291、8本塁打、23打点を記録した。ベストナイン3回。1993年、小久保が主将となり、青山学院史上初の大学野球日本一に貢献した。
1992年、バルセロナオリンピック野球日本代表に大学生で唯一選出され、予選リーグで2本塁打を放つ。のちにメジャーリーグベースボールでプレーするノマー・ガルシアパーラ、ジェイソン・ジアンビを擁するアメリカ代表との試合で、小久保は先制打を含む2本の適時二塁打で勝利に貢献し、銅メダルを獲得した。
読売ジャイアンツ(巨人)と福岡ダイエーホークスの競合の末、ダイエーを逆指名し、1993年のドラフト会議にてダイエーから2位指名され入団した。背番号は9。年俸は1200万円、契約金は最高額の1億6000万円であった(以下、推定)。