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https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1673599313/
今春の選抜高校野球大会への12年ぶりの出場が有力視されている。その東北高を昨年8月から率いるのが、OBで元巨人の佐藤洋監督(60歳)だ。「子どもたちに野球を返す」をテーマに掲げ、高校野球界に一石を投じる指揮官の思いに迫った。
雪の舞う12月中旬、東北高校泉キャンパス(仙台市)に足を運んだ。ここには硬式野球部のグラウンド、室内練習場、寮がある。
この日、練習が行われていた室内練習場を覗くと、ユニホームではなく各々が所有するジャージやTシャツを着た選手たちがバットを振っていた。髪型も様々で、丸刈りは見当たらない。室内には邦楽のBGMが大音量で流れている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8c9591497ff42bddb1034aba5ea6d7eb414dc85?page=1
練習の合間、選手たちは監督にそう声をかけ、野球や学校生活のことについて相談する。あまりにも“高校野球らしくない”練習風景に、圧倒された。
“高校野球らしさ”を明確に説明するのは難しいが、高校野球界では指導者が選手に統一感や厳格さを求めるケースは少なくない。甲子園を目指すような強豪校であれば、なおさらだ。
東北高は春夏通算41回の甲子園出場を誇る、県内屈指の強豪校。1904年創部で伝統もあり、ダルビッシュ有投手(パドレス)をはじめプロ野球選手も多数輩出している。
佐藤が「(野球人生で)一番きつかった」と高校時代を振り返るように、東北高もかつては厳しい指導の例外ではなかったが、現在の練習環境は大きく異なる。
「練習中にユニホームを着なくてもいい」「練習中に音楽をかけてもいい」
佐藤がこれらの新方針を打ち立てたのには理由がある。「子どもたちに野球を返す」ため。つまり「野球を選択する子どもを増やし、野球を楽しんでもらう」ためだ。
約20年間、少年野球の指導に携わるなかで、野球を嫌いになり、野球から離れる子どもたちを見てきた。その原因は厳しすぎる練習環境や、大人の執拗なまでの介入。子どもたちを苦しめる制約を取っ払うことが、競技人口増加の一助になると佐藤は考える。
「運動能力だけで見たら、一番強いのは仙台育英。君たちはどうやっても敵わない。でも、野球は運動能力だけじゃ決まらない。じゃあ、何が必要だと思う?」
選手の1人が答えた。「運が必要だと思います」。
「そう、このチームは運がないと勝てないよ。運があれば育英にも100回に1回は勝てる。運を拾おう。だから掃除をしよう。勝利の女神はきれい好きなんだ」
ただ掃除を命じるのではなく、掃除することの意味を伝えた。
新チームで臨んだ昨秋の県大会、東北大会では早速結果が出た。県大会決勝では、佐藤が「100回に1回は勝てる」と言っていた仙台育英に勝利。
東北大会準々決勝では、7回まで山形中央高の好左腕・武田陸玖投手(2年)にほぼ完璧に抑え込まれるも、8回はラッキーな安打が立て続けに飛び出し、4点を奪い逆転した。まさに、勝利の女神が微笑んだ。
ジャッジとかどんな環境やったんや
ジャージダメになりそうやが